PF制度 個人と会社負担額について Part 1

労務

年金に当たるインドのPFについて、従業員のBasic Salary額を例にとり負担額を説明致します。

 

例)Basic Salary 15,000ルピー以下の場合

社員AさんBasic Salary:10,000 ルピーの場合

  • 社員Aさん負担額: Basicの12%
    →10,000 ルピー×12% = 120ルピー
  • 会社負担額:Basicの12% + (政府管理費)Basicの1.61%
    →120ルピー + (10,000×1.61%)= 281ルピー
  • AさんのPF合計:120 + 281=401ルピー/月

支払先はEmployees’ Provident Fund Organisationという政府機関になります。
参考サイト:https://www.epfindia.gov.in

※正社員以外に契約社員でもPFに加入義務があります。
※日本人も加入義務がありますが、日印社会保障協定により2016年10月1日以降、インドにおける日本人駐在員の年金保険料支払いは免除されています。

 

ただし免除を受けるには、日本で適用証明書を取得する必要があります。
よって日本人がPFを利用することはなく、会社側の負担もありません。

次回はBasic Salaryが15,000 ルピーを超える場合の計算内容を紹介します。

 

株式会社東京コンサルティングファーム インド拠点
塚本 沙樹

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