個人所得税の中間納付

税務

 こんにちは。TCFインディア・ムンバイ駐在員の長坂佳典です。

さて、先日は法人所得税の中間納付についてお話を致しましたが、今回は個人所得税の中間納付について記載させて頂きます。

個人所得税の中間納付は次回納付日が9/15(今年のケースは週末なので9/13)というのは同様ですが、いくつかの点において法人所得税と個人所得税の中間納付には差異が見受けられます。

まず、納付期限について。
法人所得税は四半期毎(6/15・9/15・12/15・3/15)の中間納付の後に確定納付を9/30までに行います。
これに対して個人所得税は年三回(9/15・12/15・3/15)の中間納付の後に確定納付を7/31までに行うという点において異なります。
つまり、今回の中間納付は法人所得税が第二回目であるのに対して、個人所得税は第一回目ののうふとなります。 

また、納付額については、共に年間見積税額を基準にするという点においては同様ですが、
法人所得税においては、第一回目の中間納付で15%。次いで45%・75%・100%と増加していきます。
一方、個人所得税では第一回目の中間納付は30%、次いで60%・100%というように納付を行っていきます。 

インドでは法人・個人共に「所得税」という名称を利用しているため混同してしまいがちですが、中間納付においても同様の計算過程を踏んでいるわけではないので、ご注意ください。

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