こんにちは。Gurgaon事務所の仁井いずみ(ニイ)です。
今回はマネージャー教育についてです。マネージャー教育には、マネージャーが駐在員と同じ感覚を持って業務を行うことが不可欠です。
駐在員が行っているマネジメント業務をどんどんマネージャーへ移管し、その過程で教育することが有効的です。
先週に引き続き業務移管のポイントを見ていきます。流れは以下の通りです。今回は2つ目のポイントです。
<移管の流れ>
①幹部候補と団結する
②幹部候補がすべきことを明確にする
③社員全員の意識を統一させレポーティングラインを強化する
④幹部候補OJTを行う
幹部候補がすべきことを明確にする
思いを共有した後は幹部候補がすべきことを明確に示します。まずは移管プランを立てます。現MDが行っている業務を幹部候補に示し、全て移管する旨を伝えます。毎月の目標移管業務を決め、毎月確実に移管していきます。教えて、させてみて、チェックし、フィードバックする、現MDは作業の手助けをせず業務が完了するまで幹部候補へ突き返すことで、幹部候補に業務をやりきらせます。月が経過するごとに幹部候補のMD業務が増え、業務量にもよりますが半年を目途に全て移管できるように組むのが良いでしょう。
その他にも高い品質基準へのこだわり、社員教育、規律とやりがいのある職場環境について考えさせ、自ら先導して社員へ浸透するように教育します。これらの実行は「①幹部候補と団結する」が徹底されていないとうまくいきません。団結がなければ自己判断で業務を進めることになり、社員教育や品質のこだわりが幹部候補の能力によって左右されることになります。日本基準を維持しようとする場合、インド人社員に新たな取り組みを強いる場合があります。会社基準にコミットさせることで新しい業務も積極的に取り組んでもらう素地を築きましょう。
続きは次回のブログとなります。
以上