インド人マネージャー教育①

労務

こんにちは。Gurgaon事務所の仁井いずみ(ニイ)です。今回はマネージャー教育についてです。
 
マネージャーへOJTを行う際、何度言っても理解しないという悩みに直面する駐在員は多いと思います。その原因として考えられることは、自分の求められている役割を自覚していないことです。幹部候補ということは会社のビジョンを理解し日本人駐在員と同じ行動・判断を行う必要があります。その自覚を植え付けることが最初のステップとして重要といえます。

どのように植え付けるのか。その心は「ローカライゼーション強制導入」です。主な自覚のなさは業務範囲や責任範囲についてです。マネージャー自ら作業を行い、本来あるべきチェック機能を果たしていない。会社のビジョンや目標を理解していない。という状況が多くの企業で起きています。これらを打開するためには今MDが行っている業務を全てインド人組織に移管することが有効であると考えます。

ある企業様の実例をもとに移管ポイントをまとめました。

<移管の流れ>
幹部候補と団結する
幹部候補がすべきことを明確にする
社員全員の意識を統一させレポーティングラインを強化する
幹部候補OJTを行う

幹部候補と団結する
会社のビジョン、中期的目標をしっかり示し、それに向かって団結します。それらを達成するためにはどんな品質基準であるべきか、どんな社員であるべきか、達成する方法を熱く語り合えるような同志を作るのが良いと思います。ワクワクするような未来を示し、それにコミットさせることが第一ステップとなります。
幹部候補との話し合いが日々のタスク管理だけになっていないでしょうか。タスク管理のベースがビジョン達成にあることをしっかり認識させましょう。

この会社では幹部候補を入社日から日本本社へ送り数か月間研修を実施しています。また日本本社から幹部が訪印し全拠点の社員を集めて決起集会を行い、会社のビジョンを明確に示しています。

続きは次回のブログとなります。

以上

 

 

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