インド目標管理制度の効果的な運用方法⑤

こんにちは。インド人事労務コンサルタントの仁井いずみです。今週は目標管理制度運用を成功させるStep6をご紹介します。

 

【目標管理制度運用を成功させるStep】

Step1:バランススコアカード(BSC)の視点で会社目標を網羅する

Step2:各目標に対して達成度を測る指標を設ける(KPIの設定)

Step3:指標に対して今期の目標数字を決定する

Step4:決定した目標/KPI/目標数字を担当部署へ振り分ける

Step5:各部署でさらにKPIをブレークダウンできるかどうか確認しKPIを追加する

Step6:各部署のアクションプランを決定する

Step7:アクションブランの責任分担を決定する

Step8:定期的(毎月/四半期/半期など)にアクションプランをレビューする

 

<Step6:各部署のアクションプランを決定する>

 Step5で決定した部署目標を達成するために、必要なアクションプランは社員(実行責任者である部署長や実行者の社員)が考える必要があります。目標管理制度運用当初はアクションプランが適切かどうか、マネジメントが見てあげるべきと考えます。かなりの割合でインド人社員の作成するアクションプランは目標達成につながるものになっていないためです。アクションプランのチェックポイントは以下の4つです。

・すぐに実行できる具体的な行動である

・実行可能な行動である

・実行頻度、実行量を明確にする

・これまでの行動より改善された行動もしくは革新的行動

 

【アクションプラン例】

KPI:新製品のシェア率

目標数字:売上全体の10%

アクションプラン:

6月:営業部へ新商品概要とポイントをレクチャー

7月~8月:見積率と売上率を毎週金曜日にモニター、営業担当者から要望をヒアリングし、8月末に改善策を策定

9月:営業部へのレクチャーを実施

10月以降:毎月第4週金曜日に、営業会議を開き、実績と改善点を話し合う。

 

 

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