~GSTとバンガロールの街の状況~

税務

皆さま、こんにちは。

バンガロール支店マネージャーの坂本です。

 

すこしGST導入後のバンガロールの街の状況をお話したいと思います。

 

メイン道路に面したレストランを利用した時のことです。

そこは、給仕付きの小ぎれいなレストランでした。エアコンこそ付いていませんでしたが、天井に設置されているファンだけで十分快適でした。

ふと、見ると壁に貼り紙がしてあります。G.S.T ADD TOTAL BILL OF 12%

ショッピングモールのマクドナルドでも、GST18%なのに、給仕付きのレストランが12%とはちょっと意外でした。
でも、何となく納得できたのは、給仕がミネラルウォーターを勧めてきたときでした。

通常、我々日本人は、レストランで出てくる水にお金がかかるとは思っていないのではないでしょうか?
ですが、そこは違っていました。テーブルの上には銀色のタンブラーがセットされているのに、いっこうにお水が出てきません。

こちらが、ペットボトルなどを持っている場合は、何も言わないが、持っていないと見るとミネラルウォーターを勧めてきました。後で見てみたら、ちゃっかりミネラルウォーターにも12%のGSTがかかっていました。

スーパーで買う水には課税されないのに、レストランで頼むと12%が課税されていたのです。

というのも、そこのお店では、1リットル入りのペットボトルがそのまま出てきたからで 、それはそれなりに肚落ちしかけていたら、実はこの話にはまだ続きがありました。

社宅のアパートメントにあるショップでは、同じペットボトルの水に18%の税金が追加で請求されていたのです。

インドのGSTは、実際、今月導入されたばかりで、地元の人に聞いても、何か思い込みや誤解が多そうです。

総人口13億。この巨大な国に、独立後最大といわれる税制改革が定着し、機能しはじめるためには、相当の時間とコストがかかるのかもしれません。

今週は、以上です。

 

東京コンサルティングファーム

坂本 佳代

 

 

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報を基に、細心の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び弊社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Private Limited, Tokyo Consulting Firm Human Resources Private Limited)は、一切の責任を負うことはありませんので、ご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る