グロスアップについて

労務

前回に引き続き④グロスアップの計算についてご紹介致します。

 

基本給、各手当を決定した後は、日本とインドの所得税率を考慮して手取り額が同等になるように、グロスアップの計算をします。

インドの所得税率は下記です。

0~20万⇒0% 20万~50万⇒10% 50万~100万⇒20% 100万~⇒30%

さらに、インドでは所得税額の3%を教育目的税として納めなければなりません。

 

日本の所得税率を併せて記載します。

0~195万⇒5% 195万~330万⇒10%(9万7500控除)

330万~695万⇒20%(42万7500控除)695万~900万⇒23%(63万6000控除)

900万~1800万⇒33%(153万6000控除) 1800万~⇒40%(279万6000控除)

 

日本で給与を受け取った場合の税額、控除額等鑑みて手取額を算出し、インドで受け取った場合の手取額と照らし合わせ、比較し、差額を埋めます。

 

大抵の場合、税率設定と控除の関係上インドでの手取額は日本の手取額よりも減少します。

なので、日本で支給されていた手取額とインドでの手取額を一致させるためには、インドで多く給与を支払わなければ手取額を補償出来ませんので、注意が必要です。

 

会社名 東京コンサルティングファーム

名前 清水 啓良

 

 

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