インドの取締役

こんにちは、インド・バンガロール駐在員の山本です。

バンガロールに日本人美容師が美容室をオープンさせるという話があります。6月1日~9日までトライアルオープンをして、その時のお客様の反応で今後本格的にオープンをするのか決めるそうです。日本人駐在員にとってはとても有難い話です。

今回は、取締役の選任・解任についてお話させて頂きます。

公開会社、非公開会社問わず、原則として株主総会の普通決議により選任・解任されます。(255条、284条)

実務上の選任・解任の手続きについてお話させて頂きます(まずは、定款AOAの内容によっては、手続きの手順が異なるため注意が必要です。今回お伝えする手続きは、会社法に沿った手続きとなります)。

まずは、新しく取締役を選任する場合、DINとPANとDSCを取得する必要があります。DINについては必ず取得する必要がありますが、PANとDSCについては不要のケースもございます(各取得手続きは省略させて頂きます)。

株主総会で取締役の選任・解任を行います。また、取締役のappointment letter とresignation letterを発行致します。取締役を変更した日から30日以内にForm32を当局へ提出する必要があります。この時に、取締役会の議事録とappointment letterとresignation letterを添付します。また、取締役のDINも一緒に提出する必要があります。

DINを取得するまでに約1ヶ月はかかるケースがあります。なので、取締役の選任が事前にわかっている場合は、先にDINの取得申請を行っておくほうが、手続きがスムーズにいきます。

当局への報告を怠った場合や遅延をした場合、ペナルティを支払う必要があります。なので、DINの取得のタイミングと取締役を変更する日のタイミングを調整する必要があります。

また定款(AOA)の内容によっては、取締役会で取締役の選任・解任を行い、次回の提示株主総会で決議を行うケースがございます。この場合、取締役会を開催したあと、取締役会議事録を、Form32を提出する時に添付書類として提出することが可能です。

次回は取締役の任期についてお話させて頂きます。

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