知られざるインドの自殺事情

 皆さんこんにちは。インド駐在員の中道です。11月2日土曜は、南インドチェンナイのメインのディワリということで町には花火や爆竹の音が響き渡っていました。街のあちらこちらで騒がしい音と人々の笑い声が響き渡っています。

 インドの光と影、今回は知られざるインドの自殺事情について触れてみたいと思います。国民性的に楽観主義で明るい性格から自殺とは無縁に見える彼らですが、自殺者数は最近上昇傾向にあります。国家犯罪記録局による調査の結果、2012年、13万5445人のインド人国民が自殺したと発覚しました。男性が79,773人、女性は40,715人であった。 この男女区分けには西ベンガル州の14,957人は含まれていません。人口10万人当たり11.2人、一時間当たり15人、一日当たり371人が自殺していることになり、日平均の内訳は男性が242人、女性129人となります。

 世代としては19歳~29歳の若手層の自殺が目立つそうです。女性の自殺率が高い原因は社会的な要素、例えば女性に対する暴力や抑圧などが関係していると調査の中で明らかにしています。地域別では南部の地域で自殺者が多く、首都デリーの自殺率は意外にも最も低いとのことでした。南東部に位置するタミル・ナードゥ州、アンドラ・プラデシュ州、南西部のカルナータカ州、ケララ州は全人口の22%を占めますが、これら州の自殺者は男女ともに自殺社全体の約4割を占めています。事実上、うつ病、孤独、精神的問題もインド国内で広がっているようです。

 女性の社会進出が活発になる傾向にある現在、セクハラや差別等会社が女性を正しく守り、女性の活躍を促すことも必要になっていくでしょう。また、インドが発展していけばいくほどにビジネスの世界でもうつ病等精神的問題を抱えることは今後のリスクとして捉えておかなければならないようですね。

以上

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