ガンジス川

 皆さんこんにちは。インド駐在員の中道です。先週は母がインドに来ていた関係でデリーより5時間ほど車を走らせてハリドワールへいってきました。ハリドワールはガンジス川で有名なバラナシよりも上流にあります。生まれて初めてガンジス川に行ったのですが、やはりインド人にとっては特別なようです。

皆さんの会社でもハイキングや社員旅行をすることはあるでしょうか。インドには遊園地や動物園、サファリ、バンジージャンプ、ミュージカルなどさまざまなエンターテイメントもあるのですが、インド人の旅行の目的は寺めぐりなど宗教的な目的が非常に多いです。インド人の国内人気観光地ランキングも寺やガンジス川のスポットが上位を占めます。それだけ彼らの生活の中に宗教が根付いていると言えるでしょう。お金をかけなくても、彼らの行きたいお寺に一緒に行くだけで社員のモチベーションは上がります。

ちなみに当社の社員の意見をきいていると、旅行先は皆で大移動をするというON THE WAYを楽しむような価値観があり、早く到着して目的地でゆっくりとした時間を過ごすというのはあまりなさそうです。みんなで遠くに行く!というところに意義があるように見受けられました。

さて、話はガンジス川に戻ります。バラナシへ行ったことがある日本人の知人は良かったか悪かったかがきっぱり分かれます。インドという国自体も好みがきっぱり分かれてしまうのですが、インド初心者の私にとってハリドワールはちょうどよい感じでした。ガンジス川より上流で汚すぎないというところで、全身の沐浴も無事完了しました。なぜガンジス川より上流という基準を設けているかというと理由はバラナシで行われる葬儀にあります。バラナシは葬儀の祈りが非常に有名で焼いた灰を流す場所なのです。外国人観光客はその光景を一目見ようとバラナシへ訪れます。北インドには墓地がほとんどなく、南に来てキリスト教のお墓をみたときに、そういえばヒンドゥーのお墓はどんな形なのかと聞いてみことがあります。ガンジスに流すときいたときは何万の人の灰や骨が流されているのかとぞっとしました。上記の理由からバラナシより上流のハリドワールでは気持ちを落ち着けて沐浴できました。

おみやげ屋では空の水入れボトルをたくさん売っていました。あのボトルにガンジスの水をためて家族に持って帰るそうです。ガンジス川はインド人にとって聖なる川として今でも大事にされているようです。

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