日本≠グローバル?

 

こんにちは。

インド、グルガオン駐在の栗山です。

 

インドに来て早2か月半、いろいろな人と出会った気がします。

 

空港、コーヒーショップ、携帯ショップ、街中などなど、いろんな場所で声をかけられ意気投合して名刺交換をする機会があり、多くの人はインドと日本のビジネスに関して、非常に強い関心を持っているなと感じます。仕事上、インドに進出なさる企業様のお手伝いをしていますので、そのようなお話をするとインド人の方は“どこかいい日本の会社はないか”と良く聞かれます。

 

やはり、まだ日本ブランドは強い印象を受けます。いくらインドが急速に発展していると言っても、まだ発展途上というのは否めないような気がします。おそらく、インド人も同じようなことを感じているのではないでしょうか。しかし、日本の企業が必ずしもインドで成功をしているわけではありません。例えば、合弁で進出した企業などは、技術を取られるだけ取られてパートナーシップを切られるといったことや、合弁相手と折が合わず撤退せざるを得ないといったことも起こっているようです。

 

このようなことは、一概にこれが原因だと断言はできませんが、あえて言うならば、日本人の交渉力が弱いことが挙げられるのではないでしょうか。合弁パートナーは典型的で、定款や契約書を締結するときは、必ずと言っていいほど交渉が必要となりますが、日本人は強くものを言えないところがありますので、譲歩してしまう部分ができてしまいます。また、いくら交渉をうまく行ったとしても、インドの法や習慣になじめずかなりの苦労を強いられることもあります。

 

仕事上、こういった企業様のサポートをしていますが、実際にインドに来てうまく事が運べない歯がゆさを感じています。お客様は日本人なので、それに合わせて仕事をしなければなりませんが、実際に許可を出してくれるのはインド人です。まずは、インド人の特性・習慣を把握し、自分の行動に反映していくことが大事なのではないかと感じる今日この頃です。

 

インドでは、日本人らしくではなく、日本人らしくない振る舞いの方が意外にうまくいくような気がします。グローバルに対応するということの本質を、もっと深く考えていきたいです。

 

以上

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