皆さん、こんにちは。チェンナイオフィスの渡部です。
今回はABCと呼ばれる活動基準原価計算についてお話したいと思います。この考えが生み出されたのは、製造間接費の配賦計算の限界の問題、すなわち機械の導入による近代化になり、直接工の割合が減ってきたことで、間接費の配賦計算の重要性が高まってきたためです。
そのために活動基準原価計算が注目され始めました。実際には以下の長所があると言われております。
・業務単位に固定費が詳細に算出され、原価精度が高まる
・顧客、製品、組織単位でのコスト集計可能
反対に短所もあります。
・プロセスのから分析・改善までの時間がかっかってしまう。
・大きな変化についていけないケースが存在する。
・配賦計算の範疇からは脱していないため、配賦計算の限界は避けられない。
以上のような問題があります。
そのために、短所の「プロセスのから分析・改善までの時間がかっかってしまう」理由が強く、日系企業においても浸透していないのが現実です。時間ドライバーのみを利用した簡易的なTDABCもありますが、海外では導入している企業は多数ききますが、日本では浸透していないケースがほとんどです。
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