カンボジア企業経営への心得

経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回は「学び方を学ぶ」をご紹介していきたいと思います。

 

次々と新しいものが生まれる時代、新しいものを生み出していかないとビジネス、実活動が、立ち行かなくなります。また、未解決の社会問題は、過去に事例がありません。

つまり、「未だない、何か」を作らない限り、解決しません。しかも、できるだけ早く、解決をしないと取り返しがつかなくなるものも、多々あります。

有名コンサルタントや、先生、講師が「これをやれば、成功する!」と言っても、この変化の早い時代においては、すぐに「陳腐化(使えなくなる)」します。

手にいれる方法は、自分で新しい知識・技術を「学び」、新しいものを「自らの手で」生み出すことでしか手に入りません。

しかも、1つの知識・技術ではなく、「複数」の知識・技術を組み合わせる必要があります。では、「いろんな塾、スクールに通えばいいのか?」というとそれでは解決しません。塾で教えていることが、すでに古くなっている可能性すらあるのです。

こんな時代に、最大の武器になるのは「学ぶ力」です。つまり、学び方を学ぶことで新しい未知の領域に踏み出すことがスムーズになります。

例えば、語学を例にとってみましょう。
日本語を勉強し、語学習得力がアップすると、英語を勉強するスピードが上がります。英語をマスターすると、その結果、スペイン語を学ぶスピードが上がり、更に次のフランス語を学ぶスピードが上がり・・・というように加速度的に言語を学ぶスピードが上がります。

学び方を学ばないと、いつまでたっても「単に情報を得ただけ」で、実務に応用できず、新しく学ぶことも増え続けることはありません。

このような人々は、人に言われるまで学び方が「正しくない」という事に気づかず、時には学ぶことを断念してしまい、正しい学び方を知っている人と比べると成長速度も劣ります。

世間で頭がいいと言われている人たちは、実は正しい学び方を知っているだけのことで、本当に頭がいい人はほんの一握りです。

P.F.ドラッカーは、「仕事に、学習を組み込む」と呼び、忙しい知識労働者たちが継続してスキル、知識を高めていくための方法として、提唱しています(Learning by Doing)。これも、学び方を学ぶ一つの良い例です。

 

澤柳 匠

 

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