カンボジア企業経営への心得

経営

皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。             

さて、今回は「組織文化」をご紹介していきたいと思います。

 

組織文化について、ドラッカーは以下のように述べています。
「組織の卑しい文化は卑しいマネジメントをつくり、偉大な文化は偉大なマネジメントをつくる。」

ドラッカーは、マネジメントの姿勢や行動、仕事の進め方や考え方などが構成員の共通の考えとして定着し、組織文化として浸透していくことをその著書で説いています。

一度形成された組織文化は、働く人たちに連綿と引き継がれていきます。真剣に課題に取り組む姿勢を持つのか、今日一日を無難に過ごすのかを決めるのは組織文化です。

そして正しい組織文化を作るか、否かを決めていくのはマネジメントの姿勢であります。逆に言えば、マネジメント以外に組織文化は形成することができないのであり、組織文化はマネジメントの器を示すものであるとも言えます。

しかしその一方で、ドラッカーも認識していますが、逆説的に組織文化は組織の構成員から生まれます。トップマネジメントの意向や意思に沿いながら、組織の構成員の中で文化が自然に醸成されるのです。

トップマネジメントの考え方に従いながらも、自分たちの仕事を高い基準で達成させようとする姿勢、意向や意思がうまく混じり同調することで偉大な文化が作られます。

 

 

澤柳 匠

 

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