ブラジルの個人情報保護法

 

こんにちは。
東京コンサルティングファーム・ブラジルの田村彩紀です。
今週は、ブラジルの個人情報保護法について記載をいたします。

 

質問)
ブラジルではちょうど一年前ごろに、個人情報法誤報に関して、法律が議会にて可決されたと聞きました。こちらについて現状の状況を教えて頂けますでしょうか。

 

回答)
IT化が進み、日本ならびに全世界で近年話題となっている、個人情報に関する取扱いが、ブラジルでも重視されるようになっております。
ご質問にいただきました通り、2018年8月14日に、個人情報保護法(葡語:Lei de Proteção de Dados Pessoais [LPDP] )が制定されました。

 

この法律の施行は、18か月後の2020年2月の予定となっております。(2019年7月時点)
施行まではあと6か月余りとなり、特に、企業にとっては大きなリスクになりかねないセキュリティ問題については、皆様関心が強いかと存じます。

企業側としてまず気になるのは、もしこの方に違反した場合、どのくらいの金額的なリスクがあるのか、ということだと思います。現状、違反した際に支払わなければならない金額は、売上の2%で、最大50,000,000 BRLとされております。

 

なお、個人情報保護法に関する具体的な情報については、これから適時当局よりアナウンスがあるかと考えられます。
下記、法律の条文、ならびに政府機関が公開している情報でございます。
法律:
http://www.planalto.gov.br/ccivil_03/_Ato2015-2018/2018/Lei/L13709.htm
政府機関による、個人情報保護法に関する情報:
https://www.serpro.gov.br/lgpd/

 

ご確認いただけると幸いでございます。
適時必要な情報を弊社でもアップデートしてまいります。

以上、お読みくださりありがとうございます。

 

 

株式会社東京コンサルティングファーム・ブラジル拠点
田村彩紀

※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても、情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Pte. Ltd.)は一切の責任を負いません。ご了承ください。

関連記事

ページ上部へ戻る