皆さん、こんにちは。
ベトナム、ハノイの黒木優志でございます。
今回は、ベトナム人スタッフのマネジメントにおける注意点をお伝えします。
日本人とベトナム人の国民性は似ているとよく言われます。勤勉で器用といった特徴はその最たる部分でしょう。
しかし同時に、その価値観には大きな違いもあり、注意が必要です。
１つ目、家族をとても大切にする。
ベトナムでは儒教の文化が根強く、家族の結びつきをとても大切にしています。働く目的として、
会社へのロイヤリティや社会への貢献意識というよりも、家族のためにという気持ちがとても強いです。
２つ目、ハートフルなつながりを重視する。
職場の人間関係においても、ドライなつながりより、結びつきの強くウェットな関係性を好む人が多いです。社員の家族を招いての食事会や社員旅行といった機会は大きな意味を持ちます。
（弊社ハノイ拠点でも、先月ローカルスタッフの１人がめでたく結婚を迎え、平日昼間でしたが全員で結婚式に出席してきました。）
３つ目、プライドが高い。
ベトナム人は、プライドが高く面子を大切にするといった特徴もあります。たとえミスを犯したとしても、みんなの前で感情的に叱りつけるのではなく、個別に論理的に指摘する必要があります。また褒める際はみんなの前で褒めるということも効果的です。
４つ目、短期的な思考が強い。
ベトナム人は、短期志向の傾向が強いです。ジョブホッピングも盛んであるため、短期・具体での育成やキャリアステップ、給与や待遇を提示することが、優れたローカルスタッフの採用とその後の定着につながっていきます。
弊社では、会計、税務、法務、人事労務等様々な領域から、進出・運用のサポートをしております。ご質問ご要望等ありましたら、お気軽にお問い合わせください。
東京コンサルティングファーム
ベトナム ハノイ
黒木 優志
E-Mail: kuroki.yushi@tokyoconsultinggroup.com
