ベトナムの記帳通貨と記帳言語について

会計

 

皆さん、こんにちは。
ベトナム、ハノイの黒木でございます。
今回はベトナムの記帳通貨と記帳言語についてご紹介します。

 

■記帳通貨
記帳通貨に関しては、原則としてベトナムドン建での記帳となります。ただし、輸出加工型企業および外国との取引が多い企業については条件を満たしていれば、所轄の税務署に通知を行うことにより、外貨建にて記帳を行うことも認められています。この場合、会社の設立後すぐに所轄の税務署に通知を行う必要があります。また、外貨での売上、費用等については、以下のように実際取引レートを適用し、換算する必要があります。

・売上:取引銀行の購入レート
・費用:取引銀行の販売レート
・その他:通達200/2014/TT-BTCに従って処理

 

■記帳言語
記帳言語に関しては、ベトナム語にて記帳することが必須となります。ただし、英語、日本語などのベトナム語以外の言語を併記することが認められています。
また、年次決算書および監査報告書などの会計関連書類はもとより、税務申告書類および行政手続に関する書類はすべてベトナム語にて作成しなければなりません。したがって、外国企業にとっては、日本人駐在員または親会社が理解するためにも、社内報告用または内容確認に翻訳する必要が生じ、少なからず負担となっています。

 

弊社では、会計、税務、法務、人事労務等様々な領域から、進出・運用のサポートをしております。
ご質問ご要望等ありましたら、お気軽にご連絡ください。

 

 

東京コンサルティングファーム
ベトナム ハノイ

黒木 優志

E-Mail: kuroki.yushi@tokyoconsultinggroup.com

 

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