BOI(タイ国投資委員会)の役割

こんにちは。TCFタイオフィスの岩城です。

タイ進出の際にBOIという言葉をよく耳にする機会があると思います。

このBOI(タイ国投資委員会)は投資推奨法をもとに奨励業種や条件の決定や変更、また投資の条件やインセンティブの決定や変更を行うことやタイ国内市場に向けての巨大投資の案件を審議、審査することが主な役割です。

BOIはタイ、外資系の企業の区別無く、タイ国内(特に地方)の産業促進のため、税制上の特典および非税制上の恩典を付与しています。BOIの恩典は会社ごとではなくプロジェクトごとに与えられ、プロジェクトが行われる地域により恩典の内容は異なります。通常、バンコクから離れれば離れるほど恩典が厚くなります。

【税制上の特典】

・ 最大で8年間の法人所得税の免除

・ 設備投資用機械の輸入税の免税/減税

・ 輸出向け製品に使用される原材料の輸入/獲得のサポート(輸入税の免税/減税)

【非税制上の特典】

・ 外資事業規制の緩和(100%の外資企業の設立および事業の許可)

・ 外国人投資家に対する、法人名義による土地所有権の許可

・ 外国人専門家/技術者の就労許可

・ 外国人就労許可手続の緩和(ワークパーミット及びビザの取得/延長手続きの円滑化)

またタイに進出予定の場合、BOIの取得が可能かどうかを調べる必要があります。

認可を取得するためには日本技術の移転や雇用促進が図れる企業であったり、外貨獲得のための事業を有していたり、資本金額が大きい会社であることなどが求められます。

BOI企業として認可が下りるかどうかの判断が難しい場合、弊社からもサポートをさせて頂きますので、お気兼ねなくご相談ください。

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2019-10-23

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