BOI奨励の申請手続き

お世話になっております。

TCFタイの高橋です。

 

今回のトピックでは、BOI(タイ投資奨励委員会)の奨励の実際の手続きを

見ていきたいと思います。

 

BOIが公開している認可取得手続きは以下のような流れとなります。

 

 

1.申請資料の作成

2.BOIのWEB上よりオンライン申請(www.boi.go.th

3.BOI担当官から追加書類の提出(ない場合は面談設定)

4.BOI担当官との面談(申請日より10日以内で3つの時間帯を申請する必要があるが、多くの場合は、担当官の都合に合わせるため、10日以後の面談になることが多い)

5.面談後の追加資料の提出

6.担当官の審査期間(一般的には45営業日程)

7.承認/却下の通知

8.承認された場合、BOI証明書の発行のための追加資料の提出

9.約15営業日でBOI証明書の発行

10.       FBCライセンス(外国人事業許可証)の申請

11.       約15営業日程で発行

12.       事業開始

 

 

上記流れが一般的にBOIのライセンスを使用し、事業開始までの一連の流れとなります。

まず、初めにBOIへ提出する申請資料の作成が1つのネックとなります。

申請書自体のFormatは英語とタイ語が裏表の申請書となっており、ライセンス取得後、3年間の事業計画等や投資方法等を記載する必要があります。

また、ライセンスによっては申請書とは別途、付属書類を添付し申請する必要があります。

例えばITC(International Trading Company)の場合は、実際に取り扱う予定の商品のカタログリスト、IHQ(International Head Quarter)の場合は、子会社との資本関係を記載した組織図等を提出する必要があります。また、一般的には親会社(出資会社)の情報や、将来採用予定の従業員の構成等の資料の提出が実務上求められることがあります。

 

その後のBOI担当官とのインタビューは、原則として、申請後10日以内での面談となりますが、担当官の日程に合わせる必要があるため、10日を過ぎてしまうケースもよくあるため、留意が必要です。

インタビューの目的は、主BOI委員会へ案件を上げるため、申請書では不十分な情報を得ること、親会社の情報をヒアリングしてくること、申請書の不明点などのヒアリングがメインとなります。また、担当官によってはタイ語でしか話さない担当官もいるため、タイ人従業員に同行してもらうのが望ましいです。

 

その後担当官、委員会での審議期間が約45営業日、行われます。

 

委員会で認可されると、担当官より、認可の通知書が送られ、その際にBOI証明書発行のための追加書類、追加情報が求められます。通知書に対する回答、追加書類の提出が完了すると通常、15営業日程で証明書が発行されます。

 

その後、BOI証明書を使用し、FBC(外国人事業許可証)を取得し(申請から約15営業日程)事業開始となります。

 

 

以上が、一般的な一連の流れとなり、通常申請から事業開始まで約3か月から半年程要することもあります。そのため、念密な事前準備、下調べが必要となります。

 

もし、BOI奨励に興味のある方がいらっしゃいましたら、お声がけ頂ければ幸いでございます。

 

 

また弊社では、このような実務セミナをー2か月に一度無料で行っておりますので、

気になった方は是非一度お声がけ頂ければと思います。

 

 

以上、その他質問事項等ございましたら、お気軽にご連絡いただければ幸いです。

 

高橋 周平

 

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2019-10-23

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