こんにちは、フィリピン駐在員の大橋です。
今週のブログは、2018年に施行された税制改正(TRAIN)についてお話しします。
今回は、Estate Tax(相続税)の変更点をまとめました。
TRAIN施行前は、相続額に対して5%~20%までの累進課税で相続税額の設定がされていましたが、
TRAIN施行後は、相続額に対して、一律フラットレートの6%への変更になりました。
その他、具体的な変更点は以下の通りとなります。
・Exemptionの控除額20万ペソの廃止
・Family Homeの控除額が、100万ペソ→10万ペソへ減額
・Standard Deductionの控除額が、100万ペソ→500万ペソへ増額
・その他控除(Medical,Funeral,Judical)の廃止
・死後から2ヵ月以内の死亡通知書の廃止
・相続税申告期限は、死後6カ月→1年への延長
・相続税の納税は申告時(死後6カ月)→申告期限(死後1年)から2年以内
・納税前の相続金の引出し限度額は、2万ペソ→6%の最終源泉徴収税を条件に無制限
まとめると、相続税については、所得税や贈与税同様に概ね減税され、また税額計算や申告方法が簡便化された傾向にあります。
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是非、本屋又は弊社宛にお問合せ頂き、手に取っていただけますと幸いです。
今週もどうぞよろしくお願い致します。