不当な税金逃れへの訴訟

東京コンサルティングファームフィリピン・セブ支店長の日比野です。10月に入り、BIRは新たに6社と2名の納税者につき、合計7.6億ペソの悪質な税金逃れについて司法省に訴えました。

 

 今回摘発されたのは、Enviroking Corp、Enzio Ferrera Collections Intl、Filippi Nouvelle Inc、Ira General and Security Services Inc、Lifeware Technology Inc、VTM Quilts Collection Inc.の6社です。いずれの会社についても長期にわたり支払いの拒否および無視を続けており、BIRは悪意がある(Willful Failure)と判断しています。

 

 近年の税務調査では外国籍の企業だけでなく、フィリピンの大企業も多く指摘が入るようになり、税金の一層の取締りが進んでいます。以前は税務担当官にアンダーテーブルを渡すことにより脱税を帳消しにする慣行が横行していました。しかし、前政権からドゥテルテ政権の現在に至るまで、不正には税務担当官にも大きなリスクが伴うため、徐々にアンダーテーブルの受け取り拒否を受けることが多くなっているようです。

 

 

それでは今週も宜しくお願いいたします。

 

株式会社東京コンサルティングファーム

フィリピン支社 セブ支店 日比野和樹

 

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