フィリピン タバコの増税

東京コンサルティングファームフィリピン・セブ支店長の日比野です。今回はたばこ税に関する議案についてです。

 

マニー・パッキャオ上院議員は2017年10月10日、タバコに関して増税をしたい意向を発表しました。フィリピンでは麻薬撲滅運動が活発に行われており、2016年にはタバコについても公共の場では全土禁煙という発令がされ、ダバオに続いて2017年にはマニラでも施行されました。実際の運用度合いには地域差があるものの、公共の場で喫煙をしていることが見つかると罰金の対象となります。

 

パッキャオ氏の案が通れば、物品税以外に係るたばこ税が、1箱30ペソから60ペソに値上げされる見込みです。パッキャオ氏によると2012年の罪悪税改革(酒税やたばこ税等:Sin Tax Reform Act)(RA 10351) は一定の喫煙を減らす効果があり、公共の健康増進に寄与したと伝えた上で、今回の提案も増税目的だけでなく、健康増進も主目的だと述べました。

 

フィリピンではタバコが安く、現地にいれば道端でも喫煙をしている姿が見られていましたが、近年では政府が主導となり、世界的な流れを先験的に取り入れる傾向が見られます。

 

それでは今週も宜しくお願いいたします。

 

株式会社東京コンサルティングファーム

フィリピン支社 セブ支店 日比野和樹

 

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