皆さんこんにちは。
東京コンサルティングファーム、フィリピン・マニラ支店の上原陵です。
前回までフィリピンの基礎知識をヒト・モノ・カネの視点で発信してまいりました。
今回は、フィリピンの魅力的な投資環境を紹介しようと思います。
実はフィリピンにとって日本は最大の投資国。2015年には547憶ペソもの金額をフィリピンに投資しております。
具体的に何に投資をしているか?
堂々の第一位は製造業です。上記の約50%の金額がこの業種へとつぎ込まれています。
次に多かったのが電力・ガスに関わる業種です。特にフィリピンはインフラの整備が整っていないため、電力供給などに関する企業にはインセンティブがあることも。
続いて管理・サポートサービスがランクインしますが、二位以下は入れ替わりが激しいようです。
安価な労働コスト、英語が堪能な人材、若い平均年齢、活気づく経済、潜在市場、などなど数多くのメリットがあります。このような魅力から日本から進出してくる企業はこれからもどんどん増えていきそうですね。
しかし、先ほども少し触れましたが、業種によっては投資インセンティブをもらえたり、逆に事業に規制がかけられてしまう、といったこともあります。
フィリピンでは国内雇用機会を保護するために外国人労働者や企業にある程度の制限を設けているのです。
次回はそういった法律について少し触れていきたいと思います。
Tokyo Consulting Firm – Philippine Branch
上原陵
E-mail uehara.ryo@tokyoconsultinggroup.com
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