いつもお世話になっております。東京コンサルティングファーム、マニラ支店の早川です。前回の記事に続き、フィリピンでの支店設立についてお伝えしてまいります。
<支店設立の手順概要>
設立の手続きは、法人とは異なる点がいくつかございます。全体的な流れからご説明しましょう。大きく分けて4つの流れがあり、スムーズに進めば5~6ヶ月ほどですべてのライセンスが取得できます。
①取引証券委員会(SEC)登録
- 支店名登録
- 仮口座(TITF口座)の開設と運転資金の送金
- 保証証券(Surety Bond)購入とSEC登録
- 預託金証書(Security Bond)購入と本口座開設
- 中央銀行(BSP)登録
②地方政府(LGU)手続き
- バランガイ・クリアランス
- 地方政府クリアランス
- 事業許可証(Mayor’s permit)取得
- その他、事業によって必要なライセンス(必要あれば)
③内国歳入局(BIR)手続き
④社会保険登録手続
- SSS登録
- Philhealth登録
- PAG-IBIG登録
この4つの大きな流れは、実は法人の設立と大きく変わりません。ただし、その詳細手続きとして、支店設立の場合にのみ求められる手続きがございますので、次回の記事からご紹介してまいります。
ご参考になれば幸いです。
次回の記事では、実際に支店での設立を決めた場合の手順をお伝えしてまいります。ご参考になれば幸いです。
東京コンサルティングファーム・マニラ拠点
早川 桃代
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