皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループミャンマー拠点の近藤 貴政です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「ミャンマー最低賃金の変更、日給MMK5,800へ」についてお話していこうと思います。
目次
【ミャンマー最低賃金の変更、日給MMK5,800へ】
ミャンマー政府、最低賃金設定関係委員会は2023年10月5日、1/2023号通達により、最低賃金がこれまでの日給MMK4,800よりMMK1,000引き上げられ、日給MMK5,800となると公表しました。
これは、2018年から日給MMK4,800、時給MMK600と設定されていたミャンマー国内一律の最低賃金について、昨今の物価上昇から生活苦に苦しむ労働者を援助するために、CMP(輸出用加工業)その他製造業の工場で働く従業員に限定して、補助としてMMK1,000追加した金額で最低賃金を設定するというもので、計画財務省が2023年9月30日付けで70/2023号通達により公表しました。
これにより、2023年10月1日より、国内でCMPその他の加工業・製造業で工場経営を行う事業者は、新たな最低賃金である日給MMK5,800(MMK4,800+生活補助MMK1,000)にて賃金の支給をすることが義務付けられました。
ミャンマー国内の物価は国の通貨MMKの下落も伴って、2018年と比べても1.5倍から2倍に膨れ上がっており、不況が続く中、賃金の調整は企業の抱える課題の一つとなっていましたが、政府の側から約20%の最低賃金引き上げが提起された格好です。
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株式会社東京コンサルティングファーム ミャンマー拠点
近藤 貴政
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