皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループメキシコ拠点の吉田 幸弥です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回「2024年の最低賃金」についてお話していこうと思います。
2024年の最低賃金
こんにちは。
東京コンサルティングファームメキシコの吉田 幸弥です。
今回のテーマは2024年の最低賃金についてです。
【はじめに】
メキシコの最低賃金は大統領ロペス・オブラドール氏の政策により、ここ数年でかなり上昇しております。2024年には大統領選挙があり、その前にロペス・オブラドール氏は自分の政策を終わらせるために、2023年以降特に労働者に対する施策を進めております。今回はその施策の一部である最低賃金について記載していきます。
【2024年の最低賃金】
2023年の一般最低賃金は207.44MXNであるが、2024年より248.93MXNとなります。
また、北部国境地帯の最低賃金は、312.41MXNから374.89MXNとなります。
前年比でみると、2021年は15%、2022年は22%、2023年は20%となり、かなり高い上昇率が続いております。2021年から比べると約75%上昇しております。
賃金格差をなくすために行っていることではありますが、中小企業にとっては大きな負担となっております。
この上昇については、今後の続くことが可能性が高いため、今後の人件費のコントロールが大事になります。
【まとめ】
最低賃金の上昇やインフレ率の上昇に伴い、昇給を決めている会社がほとんどかと思います。
また、メキシコ人も企業の業績に関わらず、毎年のインフレ率、ならびに最低賃金の上昇率が、少なからず自分の昇給率にも繋がるものと考える傾向にあります。
ただし、ここ数年の最低賃金の上昇率やインフレ率はかなり高く、毎年の昇給が企業の利益に大きな影響を与えております。
そのため、最低賃金やインフレ率とは別の基準で正当に評価し、昇給させる仕組みが大事になってきます。
このようなタイミングで評価制度や給与体系の見直しをしてみてはいかがでしょうか。
今回は以上となります。
また、次回もよろしくお願いします!
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株式会社東京コンサルティングファーム メキシコ拠点
吉田 幸弥