皆様こんにちは。Tokyo Consulting Firm Sdn. Bhd.の谷口です。
本日は前回に引き続き、BIKについて
ご説明させて頂ければと存じます。
前回は算式を用いた”Formula Method”についてご説明させて頂きましたので、
今回は”Prescribed Method”についてご説明致します。
”Prescribed Method”では、
規定(Public Ruling)上に定められた、各資産に対応する金額を
年間のBIKとして認識します。
例えば、今回ご質問を頂いた車の場合であれば、
以下の表をもとに年間のBIKを計上します。
新車の購入費用 |
年間のBIKとして認識される金額 |
年間のBIKとして認識されるガソリン代 |
~ RM50,000 |
1,200 |
600 |
RM50,001 ~ RM75,000 |
2,400 |
900 |
RM75,001 ~ RM100,000 |
3,600 |
1,200 |
RM100,001 ~ RM150,000 |
5,000 |
1,500 |
RM150,001 ~ RM200,000 |
7,000 |
1,800 |
RM200,001 ~ RM250,000 |
9,000 |
2,100 |
RM250,001 ~ RM350,000 |
15,000 |
2,400 |
RM350,000 ~ RM500,000 |
21,250 |
2,700 |
RM500,001 ~ |
25,000 |
3,000 |
今回の場合は、RM75,500となるので、
年間RM3,600(もしガソリン代も支給されていれば追加でRM1,200)となります。
しかし、こちらも以下の条件をいずれか満たす場合には
上記の金額は減額されます。
(a) 与えられて期間が1年未満(使用月数分となります)
(b) 他の従業員とも共有している(共有している人数で按分します)
注意点として
いずれの方法を用いて算出するにしても、
一度選択した算出方法を途中から変更することは出来ません。
したがって、算出方法を理解した上で、
どちらの方法をとるかを決める必要があります。
以上となります。
ご不明な点がございましたら
ご連絡頂ければと存じます。
何卒よろしくお願い申し上げます。
東京コンサルティングファーム
谷口 翔悟