雇用ビザ更新について

法務

インド・グルガオン駐在員の豊田です。

 

今回は、雇用ビザの更新についてお話ししたいと思います。

 

雇用ビザの更新は、駐在員様がインドに赴任されてから、ようやく生活に慣れてきたな、というタイミングで行います。インド行政対応の不憫さを感じていている駐在様ならお気づきかと思いますが、この雇用ビザ更新は一筋縄ではいきません。

 

FRO・所轄警察署・親会社・賃貸住居の大家など様々な方面にコンタクトを取り、たくさんのドキュメントを用意し、担当官によって発言が異なるインド行政に立ち向かわなければなりません。

 

今回は、弊社グルガオンオフィスがある、ハリアナ州の雇用ビザ更新についてご説明します。尚、雇用ビザの更新は、駐在員様がFROに登録した住所が属する州にて行いますので、ご注意ください。

 

まず、雇用ビザ更新には、大きく分けて4つのステップがあります。

 

201112月現在の情報に基づいて記載しています。もし、2012年以降に延長申請

される方は、最寄りのFROへ事前にお問い合わせなさることをお勧めいたします。

 

また、通常下記4つのステップにかかる所要時間は3か月といわれています。

 

(1)必要書類の整備

(2)FROへの申請

(3)所轄警察署による本人確認

(4)FROでの認証

 

まず、(1)必要書類の整備についてですが、必要書類は下記の通りです。

 

1.申請用紙 FROオフィスにて配布されています。写真が2枚必要です。

2.申請者本人のパスポートのコピー2

3.申請者本人の現時点で有効なビザのコピー2

4.申請者本人の現時点で有効なFRROのコピー2

5.申請者本人の雇用契約書のコピー

6.所得税納税証明書(ITR-V , Form-16 , IT-Certificate

7.Under Taking Letter1 ※駐在員がインド国内法に抵触するような事態になった    

  際は、 会社が責任をもって対応しますという趣旨の手紙

8.Request Letter1 ※駐在員の雇用ビザを更新してくださいという依頼の手紙

9.賃貸契約書のコピー1

 

続きまして、(2)FROへの申請ですが、ここでは(1)で用意した申請書類について不備の有無をFROの担当官が確認します。確認が完了したら、所轄の警察署へ申請書類一式が送られます。

 

ここで、確認といっても、やはりインドです。担当官によって、指摘事項は異なる可能性が高く、そもそもの法定用件は何なのか、把握することは難しいようです。

 

担当官に指摘されるようなことがあったら、その場で「指摘事項は●●です。その他については問題ありません。(担当官名)」という一筆を書いてもらうことをお勧めします。但し、これは交渉ごとになりますので、必ず記載してくれるというものではありません。

 

そして、(3)所轄警察署による本人確認ですが、これは所轄警察署の警察官が、申請者の登録住所へ直接出向き、近隣の人へ本人が本当に登録住所に居住しているのか否かを確認しにきます。たまたま外出中であったり、近隣の方々が非協力的であったりすると、この(3)のプロセスにおいても想定外の時間をかけてしまう恐れがあります。

 

最後は、(4)FROでの認証です。(1)~(3)のプロセスが無事に終了していれば、晴れて認証のスタンプをパスポートに記載してくれることになります。

 

以上が、ハリアナ州における、雇用ビザ更新についての手続き概略です。お読みになられた方は、「簡単かな」と感じられた方が多いかもしれません。

 

しかしながら、ここはインド!想定外のことがいつ起きてもおかしくありません。前もって、十分ゆとりのある計画を立てることをお勧めいたします。

 

 

Tokyo Consulting Firm

グルガオン駐在員

豊田 英孝

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