皆さま、こんにちは。デリーの久野です。
今回は、会社秘書役 (Company Secretory)について紹介致します。
会社秘書役とは、主に企業のコンプライアンス管理や議事録等の作成などの会社法に関連する業務を行う機関です。
払込資本金5,000万ルピー以上の会社には、会社秘書役の常設(雇用)が義務づけられています。
会社秘書役は合格率わずか2%の難易度の高い国家資格です。
さらに、会社秘書役は1人1社しか担当できず、会社数と比較して会社秘書役の人数が不足しているため、給料も高く要求されます。
しかし、毎日する仕事があるわけではないため、給与額と業務量が割に合わず、自社で雇用することが難しいという企業も少なくはありません。
(アドミンとの兼任やHRとの兼任、CAとの兼任をしている会社秘書役が多いのが現状です。)
そのような場合においては、コンサルなどから名義借りを行い、企業が負担する金額を抑えるというケースが多く見受けられます。
経験が低く能力値も高くない会社秘書役を高額で雇わなければならないということを防ぐべく、名義借りを行い、コンサルによるコンプライアンスサービスを受ける企業は多いです。
増資により払込資本金額が5,000万ルピー以上となった場合には、増資日から1年以内に常勤の会社秘書役を常設しなければなりませんのでお気を付けください。
実務上では4,990万ルピーとするなど、会社秘書役を常設しなくてもいいよう調整している企業もあります。
弊社では、会計・税務、人事労務、行政の対応まで幅広くサポートを行っております。
また、DIN及びDSCの取得代行サポートも行っております。
個別のご相談等ございましたら、お気軽にお問合せ下さい。
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久野 未稀(ひさの みき)
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