インドでの採用と給与

労務

 

当社ではインドでの会社設立サポートを行っているため、インド進出間もないお客様と接する機会が多くあります。

 

設立当初は各種登録、管理部門の確立、会計士などの各専門家の決定といったように、やるべきことが山積しています。その中の一つに、人材の採用があります。採用の方法は自社サイトで募集したり、人材紹介会社を利用するといった方法があります。進出直後のお客様のニーズで多いのは、日本語ができ管理部門(経理や総務)も担ってくれるような人材です。

 

インドのデリーでこのような人材を採用する場合、給与の目安は年収約45万ルピーから60万ルピーです。日本語通訳の他に、業務をどこまでさせるのかによって給与も増減します。また日本語ではなく英語でのコミュニケーションができて管理部門を担う人材ですと年収約35万ルピーからとなります。

 

給与構成の作り方は日本とは若干異なります。日本の場合は給与額を決めて、通勤費や住宅手当を上乗せしますが、インドは年間給与額が大枠で、その範囲で内訳を作っていきます。主な内訳は、基本給と各種手当や通勤費で、項目によって非課税枠が設けられています。例えば通勤費は月800ルピーまでが非課税枠、医療費控除枠は月1,250ルピーなどです。また男女によって所得税の非課税枠も異なります。控除枠のある手当を考慮して給与の内訳を作っていきます。

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