こんにちは。Gurgaon事務所の仁井いずみ(ニイ)です。今年も人事評価の時期がやってまいりました。人事評価のポイントについてみていきます。
今回は評価者です。最終評価はマネジメントが行い、それを人事考課に使用します。一つの考え方として、社員による自己評価を入れると良いと考えます。先述の通り、インド人は自己評価が高くなりがちです。マネジメント評価と比較して大きくかい離している評価項目については教育が必要です。
評価を実施したのち、評価結果を昇給率へ反映しますが、昇給率決定にも感情が入り、公平な判断が難しい場合があります。評価結果と給与水準に応じた昇給率を先に決定し、最終決定の参考にします。同じ評価結果であっても、同ポジションで給与額に格差がある場合は、給与額が高い社員の昇給率は低めに設定します。
評価の実施にあたり、最も重要な目的は「社員に会社の求める社員像を理解させ、それを目指すよう成長させること」にあります。そのためにも社員、特に管理者に評価項目の意味とポジションごとに求められる基準を理解させる必要があります。手段の一つとして評価者研修の実施があります。
評価者研修では会社目標、ビジョン、達成するために求められる社員像、といった大枠から始まり、評価項目の意味、評価点数の定義を伝えます。特に評価点数についてはしっかりと落とし込み、研修と通して会社基準を理解させることが重要です。
次回は評価者研修についてみていきます。
以上
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