PANとTANから日本の行政組織改革を思う

インド・グルガオンに駐在中の豊田です。

 

インドには、PANTANという制度があります。

 

PANとは、Permanent Account Number の略で納税者を特定するための識別番号で、法人税や個人所得税の納税や申告のときに用います。

 

一方、TANとは、Tax Deduction Account Number の略で各種物品やサービスの対価を支払う際に税金を源泉徴収するための必要な番号です。

 

これらの制度は、行政府の業務効率を高めることで、インド国民の生活を豊かにしようとするものです。

 

私はこの制度を知った時に、はっとさせられました。それは、日本の国民総背番号制度であったり、日本年金機構改革であったりとその改革の趣旨としては同じであるにもかかわらず、遅々として進まない日本の状況を思い知らされたからです。

 

インドをはじめとしたBRICS諸国やASEAN諸国は、高い経済成長をし続けている国々であります。これらの要因には、外部要因・内部要因ともにあるかと思いますが、この意思決定のスピードも重要な要素であると感じています。

 

日本もこれに見習ってと言いたいところですが、、、

 

全ての問題は、自分に起因している。自らが変わることで、日本を変えていける。

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