皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループインド拠点の加部 新です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「GST請求書管理システムの導入」についてお話していこうと思います。
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GST請求書管理システムの導入
GST Networkは仕入れ税額控除(ITC)請求の手間を大幅に省くことを目的とし、2024年10月1日よりGST請求書管理システム(IMS)を導入すると発表しました。
今までは、サプライヤーが提出した請求書と受取側が提出した請求書の不一致によって仕入税額控除の請求が困難になるなどの問題がありました。
しかし、IMSの導入によりGST ポータル内での請求書の一括管理が可能になり、かつ受取側は、GSTR-1でサプライヤーが発行した請求書と照合できるようになりそれら問題の解決が期待されています。
IMSの主な機能として請求書ダッシュボードが挙げられます。
ダッシュボードには、各請求書に対しての概要が表示されます。
ここではサプライヤーから提出された請求書に対してACCEPT、REJECT、または PENDING のいずれかを選択することができ、そこから受取側が自動生成される GSTR‑2B を通じて GSTR‑2を計算するまでのプロセスが表示されることになります。
つまり、各請求書の一覧が表示されるだけでなく、それらの整合性をポータル上で確認しながらGSTR‑1との照合ができ、GSTR‑2B の内容が GSTR‑3B に反映される(自動入力される)ことで、GSTR‑2 の作成という概念は廃され、GSTR‑2B を基に GSTR‑3B での ITC 請求が行われるようになるわけです
(受取側が請求書にアクションを起こさない場合、その請求書は “deemed accepted(黙示的受け入れ)” と見なされます)。
よって請求書の不一致という問題の解消がされるのです。
おおまかな流れとしては、
まずサプライヤーは毎月11日までにGSTR‑1を提出。すると、その請求書が受取側のIMSダッシュボードに表示され、それがACCEPTされた場合毎月14日にはドラフト形式の GSTR‑2B が生成され、GSTR‑3Bの提出期限である毎月20日までの間に受取側が必要な修正やアクションをとる、というフローになります。
以上述べてきたIMSにより、企業の監査効率が向上し、ITC 請求プロセスが簡素化されることが大いに期待されます。
今回は以上となります
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