管理会計⑤

皆さん、こんにちは。チェンナイオフィスの渡部です。

さて今回は管理会計に再度焦点をあてたいと思います。今回はスループット会計です。実務では別名、超変動原価計算とも呼ばれています。では、これはいったいどのような原価計算なのでしょうか。

このスループット会計はゴールドラット著作の小説ザ・ゴールでおなじみ、TOC(Theory Of Constraints)制約条件を述べた全体最適理論です。このTOC理論に基づいて、「現在、将来にわたってより儲け続けること」のために、評価をし、または意思決定を導くための手法として、スループット会計はこの考え方と連動した原価計算手法です。

スループット会計は、単に会計処理をおこなうのではなく、数字を通じて経営管理の考え方を整理したものであると言えます。現在の原価計算の大きな問題は、機械化が進み、間接費用の比率が大きく増えてきているにかかわらず、直接費用等と連動させて間接費用を配賦している現実との乖離が問題となっております。その背景に直接原価計算(または変動原価計算)が有意義に機能します。

スループット会計は、直接原価計算の発展した姿にも見えますが、スループット会計の変動費は材料費だけにし、その他の不明確な変動費議論は排除しています。

スループット会計及びTOC理論を学びたい方は、一度ザ・ゴールを読んでみてはいかがでしょうか。

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