こんにちは。Gurgaon事務所の仁井いずみ(ニイ)です。今回はインド人の生産性を上げるための工夫についてです。インド人の仕事は正確性に欠けるうえ、完成までに大変時間がかかるという悩みをよく伺います。
根本的な原因としては、会社の価値基準や品質基準を理解していないことが挙げられますが、対応策を考える前に、インド人の考え方や特性を理解する必要があります。
まずインド人を管理監督する上では、インド人は日本の一般常識を知らない、という認識をもつ必要が有ります。上記の様な例だけでなく、その他にも「10分以下の遅刻は遅刻と思っていない」「モノを片づけることができない」などの問題で日本人が悩むというケースもよくあります。片づけに関しては、インドの宗教上の身分制度を背景として今まで片づけという事をしたことがない人も多く、文化の違いがビジネスの世界に影響を与えているとも考えられます。
つまり、こうした行動を私たち日本人は「やってはいけない」と常識的に判断できますが、これと同じ判断をインド人に求めるには、そのための意識付けや教育を行う必要があります。そして、その教育とは2から3を導くようなものではなく、0から1を作りだす作業に近いと言えます。また、その教育を行う上でも、なぜこうした教育を行うのかといった目的や理由、そのベースにある会社方針を論理的かつ明確に伝えることが大切です。
以下では、こうした問題を解決し、生産性や正確性を向上させるための具体的な方法について、次週以降以下3つのほうほうについてご紹介していきます。
① 職務記述書とタイムシートの活用
② 月次評価
③ 価値基準の徹底浸透
<新サービス登場>
以上