皆さん、こんにちは!
東京コンサルティンググループカンボジア拠点の谷坂 映歩です!
いつもブログをお読みいただきありがとうございます。
さて、今回は「カンボジアの税務調査」についてお話していこうと思います。
【カンボジアの税務調査について①】
カンボジアの税務調査は、会計記録、財務報告書、納税者の事業に関連する文書を調査し、税務申告と納税額が正確である、かつ税法及び規則に従っている事を証明するために行われます。
税務調査の頻度及び対象企業は不明確ではありますが、税務総局(GDT)の通知により、一般的には1年~3年単位で実施されることとなります。
申告納税方式
日本の確定申告制度のように納税者が自ら税額の計算を行い、それを政府に申告・納付を行う制度のことです。
カンボジアにおいて、税務調査が徹底されている理由の一つとして、”申告納税方式”の形態が関係しています。上記申告形態を取っているカンボジアでは、政府は、納税者の税額計算過程を完全に把握している訳ではありませんので、納税者の税額計算と納税額が税法に準拠して行われてるかどうかを確認するために定期的な税務調査が重要となります。
時には、罰則金という形を用いて処罰を下すこともあります。
*賦課課税方式:政府が納税者の税額を確定、納税者に通知し、納付させる制度。
種類
・書面調査(Desk Audit)
・限定調査(Kimited Audit)
・包括調査(Comprehensive Audit)
日系企業指摘事項例
①過去の借入金
- 利息が発生していない、あるいは年平均利率から低い利率の設定。
②日本人管理者の給与
- 管理職の役職+外国人が低すぎる(日本とカンボジア双方で分割支給の場合)
③インボイス管理(特に単価が高い企業)
- 番号の被り、飛ばし等
この記事に対するご質問・その他カンボジアに関する情報へのご質問等がございましたら
お気軽にお問い合わせください。
※画像クリックでお問い合わせページへ移動します
【PR】海外最新ビジネス情報サイト「Wiki Investment」
※画像クリックでWiki Investmentページへ移動します
進出予定の国、進出している国の情報本当に分かっていますか?
進出してビジネスを成功させるためには、
その国の知識や実情を理解しておくことが必須となってきます。
しかし、情報が溢れかえっている社会ではどれが本当に信頼できる情報なのか?が
重要になる要素かと私は思います。
そんな「信頼できる情報」をまとめたサイトがあれば、どれだけ楽に情報収集ができるだろう…
その思いから作成したサイトが「Wiki Investment」です!!
弊社東京コンサルティンググループは海外20カ国超に拠点を有しており、
その現地駐在員が最新情報を「Wiki Investment」にまとめています。
【Wiki Investmentで何ができる?】
・現地駐在員が毎週ホットな情報を更新するNews update
・現地に滞在する方からご質問頂く、
より実務に沿った内容が記載されているQ&A集
・当社が出版している海外実務本をデータベース化したTCG書籍
などの新機能も追加しました!
経営者・幹部層の方におススメしたい【全ての経営者へ贈るTCGブログ】
※画像クリックで「TCGブログ」ページへ移動します
会社経営や部下のマネジメントをしていると、様々なお悩みって出てきませんか?
・どうしたら、会社は良くなっていくんだろう・・・
・部下が育ってくれるにはどうしたらいいんだろう・・・
そういったお悩みをもつ経営層の皆様におススメしているブログがございます。
コンサルティングファームとして、これまで多くの企業様と関わり、
課題を解決してきたコンサルタント達による
経営課題や悩みについて解説したブログを無料公開しております。
もっと会社を良くしたい!、マネジメントについて学びたい!
そうお考えの皆様におススメのコンテンツとなりますので、ぜひご覧ください!
株式会社東京コンサルティングファーム カンボジア拠点
谷坂 映歩
※)記載しました内容は、作成時点で得られる情報をもとに、最新の注意を払って作成しておりますが、その内容の正確性及び安全性を保障するものではありません。
該当情報に基づいて被ったいかなる損害についても情報提供者及び当社(株式会社東京コンサルティングファーム並びにTokyo Consulting Firm Co., Ltd.)は一切の責任を負うことはありませんのでご了承ください。