皆様こんにちは、カンボジア駐在員の澤柳です。
さて、今回のテーマは「貢献すべきこと」です。
教育水準が低いと言われるカンボジアでは、なおさら日本人スタッフとの前提条件に違いがあり、日本人スタッフがイメージする通りにカンボジア人ス タッフの実行力が上がらないことが問題となりました。
そして、実行力が上がらない理由は、長い間、「貢献すべきこと」は自分以外に決められていたことだとわかりました。
貢 献すべきことは、自ら考えることや悩むことはなく、季節、仕事、家族、住んでいる場所などによって決められています。彼らが考えることは「貢献す べきこと」ではなく、「したいこと」です。
その結果、仕事はやらさせるものになり、自己実現の手段にすぎないと考え、それが正しい考えであるかのように同じ職場の同僚の実行力をも下げるこ とになります。
カ ンボジア人スタッフの実行力を上げるには、まずこの意識を変えなければなりません。彼 らの仕事に対する意識は、何に貢献したいかではなく、何に貢献せよと言われたかでもなく、常に「何に貢献すべきか」でなければなりません。
貢献すべきことに貢献すべきであると、自らの手によって自分の中に規律を作らせることが必要です。
澤柳 匠