こんにちは。
東京コンサルティングファームブラジルです。
今週は、ブラジル現地法人の増資手続きに関して記載します。
ご質問)
現在、当社は増資を検討しておりますが、登録資本金はすでに100%振り込まれており、増資を行う場合の手続き内容とその概算期間をご教示下さい。
また、親会社より融資を受ける場合の手続き内容とその概算期間も併せてご教示下さい。
ご回答)
増資に関しては、増資におけるQuotaholder(株主)の決議書の用意と、定款の変更が必要となります。特段増資申請を行う必要は御座いません。海外からの出資の場合は、別途中央銀行において外貨登録が必要となります。
定款変更は、SPのPrefecture Officeでは申請後1ヵ月以内で完了すると思われます。外資登録については、1週間以内で完了すると思われます。
次に、親会社からの融資に関して、
借入の場合、海外借入となりますので、IOF6%の課税対象となります。
借入の期間を1年以上とする場合において、当該IOFを回避できます。つまり、将来、借入金を現地法人の資本金への組み入れすることを検討している場合においても、1年以上経過した後に組み入れすれば、IOFの課税対象外となります。
借入の手続きについては、借入契約書を作成し、それを基に市中銀行を通じて中央銀行にて外貨登録を行い、送金手続きを行います。
期間については、銀行側のターゲット日の設定にもよりますが、借入契約書の作成に1週間程度、外貨登録と実際の送金に2週間以内、合計3週間程度みて頂ければ完了すると思われます。
株式会社東京コンサルティングファーム・ブラジル拠点
濱咲克心
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