外資の飲食産業についてPart2

 

2016年7月のテロ事件の影響で外国人がレストランで外食する頻度は大幅に減少しました。事件から2年半が経過し、外食の頻度は徐々に回復傾向にあるものの、安全性の観点からレストランでの外食の制限を設けている会社も少なくありません。一方で、国内ではスマートフォンアプリでのデリバリーサービスが盛んになっており、直接レストランに足を運ばずともデリバリーサービスを通じてレストランメニューを楽しむ事が可能になっています。来客数が伸びていなくてもオーダー数自体は増加しています。
世界トップの米消費国であるバングラデシュ人にとって外国の食文化、特に小麦粉を使った料理にあまり馴染みがなく、今でも1日に3食カレーを食べる独自の慣習が街中で見られます。しかし近年、外国人の多く住むエリア(グルシャン、ボナニ)で外国資本の飲食店が増加しており、外国人のみならずバングラデシュ人の客層も増加傾向にあります。
バングラデシュには近隣のアジア諸国の資本以外にオーストラリアやカナダ等の欧米の資本も参入しています。

 

アイス屋さんのGelatissimoには、日本でお馴染みの31アイスクリームと同様のクオリティのアイスクリームが楽しめるため外国人だけでなくバングラデシュ人の姿もよく見かけます。メニューの中で特に一番気になるのが『赤唐辛子入りチョコレートアイス』です。バングラデシュ人はすべての料理に唐辛子を入れる程の筋金入りの唐辛子大国で、そんな国民性ならではのメニューです。

カナダ出資のマカロン屋さんのEDITHは、日本でも話題になりそうな可愛らしいお店でバングラデシュ人にも大人気です。この外装を見ると女性客が多いかと思われがちですが、意外にもファミリー層や男性グループのみで訪れるというのも少なくありません。

 

続きは『外資の飲食産業についてPart3』というタイトルで配信します。

以上

 

 

 

 

Tokyo Consulting Firm Limited
齋藤かおり


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