経済成長の著しいバングラデシュへ注目しているのは日系企業だけではありません。米国は日本よりも早い段階からバングラデシュと大きな取引をしていますが、バングラデシュは米国に対してもさらに輸出の幅を広げています。
最近バングラデシュと米国は二国間貿易と投資の促進のための会談を行いました。現在両国の間では輸出入において免税を始めとして様々な問題が発生していますが、今後それらは解決の方向に向かっていくと期待されています。
2010~2011年におけるバングラデシュから米国への輸出総額は49億ドルに達し、同国の最大の輸出相手国になっています。その輸出総額は日本のそれと比較して約10倍もの差が有ります。日本は中国や韓国のみならず、米国と比較してもバングラデシュに対するビジネスでは大きな後れを取っている状態です。
米国は、バングラデシュに対し今後5年間で1億ドルの経済援助を行う予定です。それによってバングラデシュはインフラ整備とダッカ・チッタゴンの近代化、及び環境問題と健康問題の対策を行います。
バングラデシュは親日国として知られていますが、近年では徐々に他の国がその存在感を増している状態です。
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バングラデシュ現地法人担当 岩波