2016年のバングラデシュの生活費上昇率

CAB(The Consumer Association of Bangladesh)の調査によると、2016年のバングラデシュの食品・サービス・消費財に係る物価水準は6.47%となりました。

なお、この調査では、114の食品、36の消費財・光熱費などの物価水準の統計となっており、教育・医療・交通物流に関する物価の推移は考慮されていません。

 

この上昇率は、2015年の上昇率と比べると0.09%高い値となっています。ガーリック(輸入品)が72.06%、砂糖が46.05%の上昇となっています。一方で魚や野菜などの調達コストは5~10%、品目によっては50%現象しています。

 

また、家賃(House Rent)は8.77%の上昇となっています。特に低所得者層の家賃の上昇率が9.6%と特に高い値となっています。ダッカ市内を含め、家賃・事務所の賃料は毎年上昇しています。契約満了時に、10-15%の値上げまたは退去をいきなり要求されたなどのトラブルもあります。事務所など、長期契約を前提とした賃貸契約を締結する場合には、上昇率を考慮して、2年に一度5%の値上げを行う、などの文言を事前に契約書に盛り込むことでトラブル回避が可能です。

 

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