給与設計について

労務

こんにちは。バングラデシュ駐在員の佐伯です。今回は、給与設計についてです。

バングラデシュ人の給与を考えるにあたってGross Salary(総支給額)とBonusを決める必要があります。
Gross Salaryの内訳は以下の通りです。

Basic Salary(基本)=課税対象
House Rent(住宅手当)=Basic Salaryの半分もしくは月/15,000タカのどちらか低い方までは非課税
Travel Allowance(交通費)=年24,000タカまでは非課税
Medical Allowance(医療費)=実費分は非課税

以上をトータルしたものがGross Salaryとなります。交通費は、日本と違い定期券等の概念がないため、みなしで支払っていきます。

ボーナスはGross Salaryの1ヶ月分を年2回支給するのが慣習となっていますので、給与は14ヶ月分として考えていくべきでしょう。なお公的社会保険はありません。

ボーナスは法律で定められていませんので、ゼロ設定でも良いのですが、現状ではほとんどの企業で年2回支給を定めています。ただ、中小企業では、ボーナス半月分を年2回としているところもあります。

バングラデシュ人の転職率は高いため、優秀な人材を雇う、雇用継続率のアップという面から考えれば、1ヶ月分を年2回と設定していくことをお勧めします。

以上

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