独禁法について

こんにちは。バングラデシュ駐在員の佐伯です。

今回はバングラデシュの独占禁止法(独禁法)についてです。

バングラデシュでは独占禁止法が一応存在しています。

1970年に「THE MONOPOLIES AND RESTRICTIVE TRADE PRACTICES (CONTROL AND PREVENTION) ORDINANCE, 1970」という、いわゆる独占禁止法が制定されてはいますが、独立戦争のさなかに財閥の動きを抑えるために、制定されたものでした。その後バングラデシュは1971年に独立したため、この法律は完全に形骸化しています。

類似法としては2009年に消費者保護法が施行されました。
The Consumer-Right Protection Act, 2009

内容としては、生産者や消費者、政府などの努力義務が規定されてはいるものの、あまり具体的な内容ではありません。そのため、政府の見解によってしまう部分が多くなっているのが現状です。
バングラデシュでは法律と実態に乖離が見られるため、法律よりも慣習を重視していかなければならなりません。

次回はこの消費者保護法の内容について見ていきたいと思います。

以上

関連記事

祝祭日について

会計制度について

ページ上部へ戻る