ビザの取得について①

こんにちは、バングラデシュの岩波です。

バングラデシュで駐在員がぶつかる壁の一つに、Eビザ(就労ビザ)の取得手続きが有ります。

日本国内においてバングラデシュのBビザ(商用ビザ)を取得する事は比較的容易です。しかし、Eビザを取得する事は、隣国インドと比べても難しいと言えるでしょう。それは、必要書類を用意する手続きが煩雑なだけでなく曖昧であり、日本と異なり役所で対応する人間によって対応も変わるからです。そのため、質問しようにも責任ある回答を求める事自体が難しいのが現状です。

加えて、日本人でバングラデシュのEビザを取得する人間の絶対数がまだまだ少なく、参考となる意見も少ない状態です。

Bビザにて入国し、その期限が切れる前にEビザ取得に必要な書類を揃えるのが一般的ですが、煩雑な手続き故に時間との戦いになる場合が有ります。

Eビザを取得する必要書類として、最も難関なのがBOI(バングラデシュ投資庁)からの推薦状を得る事です。そもそもバングラデシュ政府は自国民の雇用促進に躍起になっていますので、当然まずはバングラデシュ人を雇用する事を希望しています。そのため、自分が同国民ではなかなか必要な人材が見つからない様な、優れた技能や経験を持った人間である事を示さねばなりません(実際はともかくとして)。

その際、時間の都合上真っ先に行うべきことは、バングラデシュ国内の新聞に、他ならぬ自分自身を募集するための求人広告を載せる事です。自分はその求人を見て応募した、という体裁が必要になります。完全な出来レースと言えなくもない制度ですが、申請時には、その新聞広告のコピーが必要になります。

もし、自分以外の人がその求人広告に応募してきたらどうなるのだろうか?
悩みながらも新聞発売日を待ち焦がれる日が続きます。

以上

関連記事

ダッカ日本人学校

eビザの取得について②

ページ上部へ戻る