バングラデシュのインフラ事情

バングラデシュのインフラは近年の経済発展に対し、十分に追い付いているとは言えない状況なのは良く知られています。もっとも有名なのは陸上輸送に対する交通渋滞ですが、他の面でも十分とは言い難い状態です。

しかし、バングラデシュ政府もこれらの問題に対し、策が無かったわけではありません。官と民がパートナーを組んで事業を行うパブリックプライベートパートナーシップのガイドラインを設立し、事務所(PPPO)を設立するなどしてインフラ問題に対応してきました。

道路網も、遠隔地を含めたバングラデシュのほぼすべての部分まで接続されています。国外との接続に関しても、12の大型道路によって、西部と東部を中心に海外と繋がり、経済の促進を促しています。また、新たな大型道路の設立も計画中です。
水上輸送に関しても、国内貨物輸送の3分の2を占める地域で機能している水輸送システムを持つようになりました。
特に通信インフラに関しては、バングラデシュテレコム規制委員会(BTRC)を設置するなどしてこの10年程でインフラの内の大きな割合を占めるようになりました。

インフラの完成度が高い日本と比較すると不便な面が目につくバングラデシュですが、徐々に成果を上げ始めています。

以上

バングラデシュ現地法人担当 岩波

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