バングラデシュのインターネット事情

バングラデシュのインターネット事情は日本と比べれば大幅に劣ります。インフラ整備が遅れている事に比べ、多発する停電によりサーバが停止する等の問題も有るため、大容量のデータの受信時には通常考えるよりも時間を要する場合が有ります。そもそも、バングラデシュでは固定電話の普及自体が遅れていたため、電話回線を利用したインターネットの普及も思うようにはいきませんでした

それでも、近年はグローバル時代に対応したビジネス環境の構築を進めようとする政府の後押しもあり、同国のインターネット事情は発展しつつあります。最近の携帯電話の普及と共に携帯回線を使用したインターネットの利用は大きく浸透し始めました。これらのサービスは都市部などのインターネット環境が比較的恵まれた地域から外れた郊外に置いてのみならず、渋滞により移動距離の割には車の乗車時間の多いバングラデシュでは移動中も使用可能なインターネット回線として大いに重宝されています。

ダッカの都市部などではWiMAXによる高速(と言ってもせいぜい2Mbps程度)モバイルブロードバンドサービスもスタートしており、今後さらなる成長が見込まれています。まだまだビジネスでの利用度は低い状態ですので、必要な情報を検索しても思うようには見つけられない状態が続いてはいますが、このまま利用人口が増え続ければ遠からず改善がなされる事でしょう。

以上

バングラデシュ現地法人担当 岩波

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