バングラデシュ人はセクショナリズムが強く、担当業務以外の事は基本的に行いません。日本人のように他部署の手伝いをしたり、担当業務以外のことをするは極めて稀です。こうした文化の中で、海外からの投資家が仕事の進め方において悩まれるケースは少なくありません。
これには「仕事のマニュアル化」を進めることが、非常に効果的です。決められた事、自分の役割を遂行することには基本的に従順なため、マニュアル化を行い、業務の細部まで具体的に決め、すべての持ち場の担当を明確にしておくことで、組織として漏れなく業務を遂行することができます。
バングラデシュでは離職率も高く、1年、2年で従業員が退職するケースが頻繁に起こります。マニュアル化を進めれば、人が入れ替わっても仕事への影響は最小限で済みます。マニュアル化を通して、投資初期より組織づくりを企画する必要があります。
Tokyo Consulting Firm Limited
渡邊 忠興 （わたなべ ただおき）
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