バングラデシュのビザ（査証）取得に関し、Eビザ（就労査証）の取得の困難さについては以前にもこちらで述べた通りです。それに対し、Bビザ（商用ビザ）の取得ははるかに容易と言えるでしょう。
日本においてバングラデシュビザを申請する場所は東京目黒のバングラディシュ大使館になりますが、原則申請した翌日(一営業日後)には取得する事が可能です。また、日本以外の第三国でもバングラデシュの査証を取得することは可能です。例えば、インドのニューデリーやカルカッタ、タイのバンコク、ネパールのカトマンズ、ミャンマーのヤンゴンなど、アジア周辺国でも取得は可能です。かく言う私自身もニューデリーのバングラデシュ大使館でBビザの取得を行いました。
バングラデシュに訪問する際は、まずBビザで訪問してその後在住中にEビザに切り替えるのが一般的です。Eビザ取得のトラブルが多く耳に入るのに対し、Bビザ取得でのトラブルはほとんど問題になりません。滞在期間も申請時に希望した通りに支給されるとは限りませんが、最長で6か月滞在可能になります。バングラデシュ国内での更新も可能です。
経済成長に法整備が追い付いていないのがバングラデシュの実情です。Eビザの支給に関しても法整備は進んでいるはずですが、実情は追い付いていません。バングラデシュを訪問する日系企業の方々には、まだまだBビザが重宝する時期が続きそうです。
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バングラデシュ現地法人担当 岩波
