犠牲祭

バングラデシュは今週24日から、犠牲祭というお祭りで長期休暇となっています。

今週はバングラデシュが休日なのでブログも番外編です。今回は、犠牲祭についてお伝えします。

 

犠牲祭とは、「Eid-Ul-Azah」と呼ばれ、バングラデシュで2回ある長期休暇(イード休暇)の一つです。

あとのもう1回は、ラマダン明けに行われる断食明け大祭(Eid-Ul-Fitar)です。

犠牲祭はイスラム教のお祭りで、山羊や牛などをいけにえとしてささげて神(アッラー)に感謝する行事です。

 

早朝からモスクでお祈りをし、その後アッラーへの捧げものとして、牛や山羊を犠牲とし(殺し)、3分の1は貧しい人に、残りの3分の1をご近所に分け与え、残りの3分の1を家族で食べます。

 

前日、どこからともなく犠牲祭用の牛が運びこまれます。

 

 

牛が整列しています。この日のために、裕福な家は牛を買い、牛を買うお金がない家の人たちは山羊を買います。山羊を買うお金もない貧しい人たちは、裕福な家で殺した牛の肉を施しとして分けてもらいます。

 

 

お祈りから帰ってきたイスラム教徒が集まっています。まず牛の足をロープで縛り、4-5人がかりで押さえます。真ん中に立っている男性が刃物を持って、牛が横になっています。このあと、刃物で牛の首を切り落としました。

 

 

 

 

こちらは殺された後の牛です。血を水で流して、皮をはいで、細かく切ってみんなで食べます。

昼過ぎになると、牛の肉を分けてもらうために、裕福な家の入口にたくさん貧しい人が集まってきます。

 

 

 

今日はダッカ中のいたるところでこの光景が見られます。当社の事務所の駐車場でも、現在牛の解体作業が行われています。この光景をみると改めて普段食べている食事が命の犠牲のもとに成り立っていること、食事に感謝することの大事さを実感します。

 

色々写真を撮りましたが、日本人には刺激が強すぎるので、このくらいでやめておきます。。

 

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(以上)

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