バングラデシュの株主の年齢制限について

法務

こんにちは。

Tokyo Consulting Firm Co., Ltd. 斎藤です。

 

 

バングラデシュで法人を持つ場合には最低2名以上の株主が必要となります。

(株主が全員外国人でも問題ありません。) 

株主を選任する際に注意したいのが株主の年齢制限です。バングラデシュの法律上、株主は18歳以上である必要があります。

 

実はバングラデシュの会社法では、株主の年齢制限については直接的な記載はされていませんが、その他の法律によって間接的に未成年(18歳未満)の制限について規定されています。

 

1.      未成年者は契約書を締結する事ができません。株主になるにあたって契約を締結する必要があるため未成年者は株主になれません。

2.      通常、公開株を買う場合、Beneficiary Owner口座、通称BO口座を開設する必要があります。

その口座開設にはNational ID(日本のマイナンバーのようなもの)が必要となります。

しかし、未成年者にはNational IDが発行されないため未成年者は株主になれません。

 

バングラデシュで法人を持とうと検討している場合もしくは今後、社内での代表者の変更や株式譲渡の予定が想定される場合には株主の要件に注意する必要があります。

 

 

以上

 

Tokyo Consulting Firm Limited

 

齋藤かおり

 

日本国内だけでなく、海外進出した日系企業をサポートしたいという思いから、東京コンサルティングファームに入社。 今後さらなるマーケットシェア及び、経済成長が見込めると考え、バングラデシュに赴任を決意した。 日本とバングラデシュの相互発展に貢献し、コンサルタントとしてクライアントに最高の価値を提供するため、日々奮闘している。

Tel: +880-1777-961437

E-mail saito.kaori@tokyoconsultinggroup.com

 

 

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